① ギャラリーラッシュ
あなたは美術品コレクター。
山札からカードをめくり、絵画をコレクションに加えていく。
ただし、欲張りすぎると手元のカードをすべて失う。
贋作カードに注意しながら、誰よりも早くコレクションを完成させてください。
- プレイ人数
- 2〜4人
- プレイ時間
- 10〜15分
- メカニクス
- プッシュ・ユア・ラック × 1ショット宣言
場の構成
4つの「場所」がある。手元とコレクションは別物であることだけ最初に押さえる。
| 場所 | 説明 |
| 山札 | 裏向きに重ねた共有のカード束。ここからカードをめくる |
| 手元 | 今の手番中にめくった未確定のカード。表向きで自分の前に並べる。手番が終わるとここにカードは残らない |
| コレクション | 獲得済みのカード。手元とは区別して置く。これが勝利判定の対象 |
| 捨て札 | テーブル中央に表向きで置く。全員がいつでも確認できる(=情報源) |
手元のカードはまだあなたのものではない。「確定」することで初めてコレクションに入る。バーストすると手元のカードは全部捨て札へ消える
準備
- 28枚すべてを裏向きでよくシャッフルし、テーブル中央に山札として置く
- 各プレイヤーに山札から1枚配り、表向きでコレクションに置く(手元ではない)
- 適当な方法でスタートプレイヤーを決める
スタートプレイヤーから時計回りに1人ずつ手番を行う。
勝利条件
以下のいずれか1つを達成したプレイヤーが即座に勝利。
①
コレクション7枚以上
コレクションのカードが合計7枚以上になった。
②
同じ画家4枚以上
コレクションに同じ画家のカードが4枚以上。モナ・リザはワイルドとして任意の画家1枚で算入可。
③
モナ・リザ宣言成功
「モナ・リザ!」と宣言してめくったカードがモナ・リザだった。
手番の流れ
手番の最初に 探索モード か 指名モード を選ぶ。手番中にモードは変えられない。
探索モード(プッシュ・ユア・ラック)
山札の一番上を1枚めくる。めくったカードに応じて処理。
| めくったカード | 処理 |
| 絵画(手元に同じ画家なし) | 手元に追加 → 続行か確定を選ぶ |
| 絵画(手元に同じ画家あり) | バースト(手元と原因カードを捨て札へ) |
| 贋作 | 贋作バースト(手元+コレクションの同色も没収) |
| モナ・リザ | コレクションへ直接(ワイルド扱い、以後モナ・リザ宣言不可)。手番終了、勝利判定 |
続行と確定
手元にカードが1枚以上あるとき、以下のどちらかを選ぶ:
- 続行 — もう1枚めくる
- 確定 — 手元のカードをすべて自分のコレクションに移す。手番終了。勝利判定
確定は手元の一部だけ選んで移すことはできない。全部か、続行してバーストのリスクを取るか
指名モード(1ショット宣言)
カードをめくる前に、声に出して以下のいずれかを宣言する:
- 画家名(「モネ!」「ゴッホ!」「フェルメール!」)
- 「贋作!」
- 「モナ・リザ!」
指名モードは1手番に1回限定。続行はない(不一致でも一致でも手番終了)
画家名宣言
| めくった結果 | 処理 |
| 宣言と同じ画家(成功) | そのカード+山札のさらに2枚=計3枚をコレクション直行 |
| 追加2枚に贋作 | 捨て札へ(贋作バースト発動なし、コレクション無傷) |
| 追加2枚にモナ・リザ | コレクション入り(ワイルド扱い、以後モナ・リザ宣言不可) |
| 追加2枚に同じ画家連続 | そのままコレクション入り(バースト発動なし、ボーナス引きは免責) |
| 違う画家の絵画 | そのカードを捨て札。手番終了 |
| 贋作 | 捨て札(贋作バースト発動なし)。手番終了 |
| モナ・リザ | コレクション入り(ワイルド、以後モナ・リザ宣言不可)。手番終了、勝利判定 |
贋作宣言
| めくった結果 | 処理 |
| 贋作カード(成功) | 他プレイヤー全員から、コレクション1枚ずつ奪取。奪うカードは奪う側(あなた)が指定。コレクション0枚の人はスキップ。めくった贋作は捨て札。手番終了、勝利判定 |
| 絵画 | 捨て札。手番終了 |
| モナ・リザ | コレクション入り(ワイルド、以後モナ・リザ宣言不可)。手番終了、勝利判定 |
モナ・リザ宣言
| めくった結果 | 処理 |
| モナ・リザ(成功) | 🎉 あなたの勝利! |
| モナ・リザ以外 | 捨て札。手番終了 |
モナ・リザがすでにコレクションのいずれかに入っている(誰かが通常めくり等でヒットさせた)場合、モナ・リザ宣言は行えない
バースト
探索モードで絵画カードをめくり、手元に同じ画家のカードがあった時に発動。
- 手元のカードをすべて捨て札に置く
- めくったカード(バーストの原因)も捨て札に置く
- コレクションには影響しない
- 手番終了
贋作バースト
探索モードで贋作カードをめくった場合のみ発動。
- 手元のカードをすべて捨て札に置く
- めくった贋作カードを捨て札に置く
- コレクションを確認し、めくった贋作と同じ画家のカードがコレクションにあれば、それをすべて捨て札に移す
- 手番終了
この処理の完了後、捨て札に贋作カードが3種類すべて揃っていたら贋作リセットを行う
贋作リセット
捨て札に贋作3種(モネ・ゴッホ・フェルメール)が揃った瞬間に自動的に発動。
- 捨て札のカードをすべて山札に戻す(贋作カードも含む)
- 山札をシャッフルする
- ゲームは中断せず、そのまま続行
同ラウンドでの複数勝利
スタートプレイヤーから始まる一巡を1ラウンドとする。あるプレイヤーが勝利条件を達成しても、そのラウンド内でまだ手番を行っていないプレイヤー全員が手番を完了するまでゲームは続く。
同じラウンド内で複数のプレイヤーが勝利条件を達成した場合:
- モナ・リザ宣言成功で勝利したプレイヤーが最上位
- それ以外の勝利者同士 → コレクション枚数が多いプレイヤーが上位
- 枚数も同じ → 引き分け
プレイ例(1ターン実況)
3人プレイ、あなたの手番。コレクション=ゴッホ1枚、手元=空。
手番A:探索モードで踏み込む
- 山札から1枚めくる → モネ。手元へ。続行を選ぶ
- もう1枚 → フェルメール。手元へ。続行
- さらに1枚 → ゴッホ。手元へ。「ここで確定!」と宣言、3枚をコレクションへ
→ コレクション=ゴッホ2/モネ1/フェルメール1。あと1枚ゴッホを引けば「同画家4枚」勝利が見える
手番B:指名モードで一気に詰める
- 「ゴッホ!」と宣言してめくる → 当たり
- 山トップ2枚を続けて獲得(贋作も同画家も免責)。1枚目モネ、2枚目ゴッホだった
- 計3枚コレクションへ → ゴッホ3/モネ2/フェルメール1。あと1枚で勝利
手番C:贋作宣言で奇襲
- 「贋作!」と宣言してめくる → 贋作だった、成功
- 他プレイヤー2人それぞれから、コレクション1枚ずつ奪取(指定可)
- 一気に2枚差を縮める/広げる、卓のバランスがリセット
戦略のヒント
- 手元と捨て札を覚える:探索モードは「手元の画家と被らない確率」が全て。捨て札公開なので、残り山札の画家分布は読める
- 3枚揃ったら指名モードに切替:探索でこれ以上踏むとバーストリスク。残り山に欲しい画家が多いタイミングで宣言一発
- 贋作宣言は逆転札:自分が遅れてる時こそ撃つ。3人全員から1枚ずつ奪えるので、リードを一発で潰せる
- モナ・リザは温存判断:山にあるうちは宣言で即勝利が狙える。引いた瞬間ワイルドとしてコレクション固定(以後宣言不可)になるので、誰が引くかで戦略が変わる
- 贋作リセット直後は危険:捨て札の贋作3枚が山に戻った直後は、贋作バースト確率が一気に上がる
一番アガる瞬間
「あと1枚いくか、止めるか」のプッシュ・ユア・ラックの判断。続ければ確実に+1枚だけど、バーストすれば手元全捨て。全員の視線がめくる手に集まる、10秒の静寂。
もう一つは「モナ・リザ!」宣言の瞬間。当たれば即勝利、外せばその手番終了。1ゲームで1回あるかないかの大博打
② フィンガーオークション
あなたは美術品の目利き。
名だたる巨匠の絵画がオークションに出品された。
しかし——中には巧妙な贋作が紛れている。
欲張れば贋作を掴まされ、慎重すぎれば名画を逃す。
指先ひとつで、あなたの審美眼が試される。
- プレイ人数
- 2〜4人(2人ルールあり)
- プレイ時間
- 10〜15分
- メカニクス
- 同時宣言バッティング × セットコレクション(得点ゲーム)
準備
- 28枚をよくシャッフルして山札にする
- じゃんけん等でスタートプレイヤー(SP)を決める
2人プレイ時は最初から「2人ルール」を、3〜4人プレイ時は「3〜4人版」を適用。
3〜4人版:ゲームの流れ(全4ラウンド)
① 公開
山札から7枚を表向きに場に並べる。全員が確認する。
② オークション(繰り返し)
- 同時宣言:残っている全プレイヤーが「せーの」で指で枚数(1〜5本)を出す
- 判定:ユニーク最少(被っていない宣言の中で最も少ない数)の人が落札
- 取得:落札者は宣言した枚数ぶんのカードを場から好きなものを選んで取得
- 抜ける:落札者はこのラウンドのオークションから抜ける
- 残ったプレイヤーと残ったカードで①から再オークション
③ 特殊状況
| 状況 | 処理 |
| 最後の1人になった | 場の残りカードを全て取る(宣言不要) |
| 残り1枚に対し2人以上残ってる | そのカードは捨て札 |
| 残り2人になった | そのオークション以降は「2人ルール」に切替(場のカードは引き継ぐ) |
④ 被り(タイブレーク)処理
- 3人以上が同数で被った → そのまま再オークション(同じカード・同じメンバーで再宣言)
- 連続3回被り → 場の残りカードを全て捨て札(裏向きで脇に置く)
※残り2人で被る局面は発生しない(残り2人になった時点で「2人ルール」に切替済のため)
⑤ ラウンド終了
場のカードがなくなったら(取得 or 捨て札)、SPを時計回りに交代し、次のラウンド(新たに7枚公開)へ。
2人ルール(または3〜4人で残り2人になった時)
2人プレイは最初から、3〜4人プレイは残り2人になったオークションから適用。場のカードはそのまま引き継ぐ。
① 両手宣言
両プレイヤーが同時に両手を公開する。
- 右手 = 取得宣言(1〜5本)
- 左手 = 妨害宣言(1〜5本)
「せーの」で一斉に公開。
② ブロック判定
相手の左手と自分の右手が同数 → 自分はブロックされ、このオークションで取れない。
③ 取得処理
| ケース | 処理 |
| 両方取れる | 右手の小さい方が先に場から自分の右手分を選んで取得。続いて右手の大きい方が残りから自分の右手分取得(足りなければ残り全部) |
| 右手が同数(両方取れる) | 左手小さい方が先にピック、続いて左手大きい方が残りから取得 |
| 片方のみ取れる | その人が場から自分の右手分選んで取得。取り切れなかったカードは場に残留 |
| 両方ブロック/完全一致(右も左も同数) | 場はそのまま残留 |
④ 右手連続禁止ルール
同ラウンド内において、自分の右手は直前のオークションと同じ数を出してはいけない。
- 違反を相手が指摘した場合 → 場に残っているカード全てを指摘者が取得、オークション終了
- 指摘されなければそのまま進行(=注意の勝負)
- 左手は連続同数OK(読みの継続性を保つため)
- ラウンドが変わる(新しい7枚公開)と右手連続禁止はリセット
⑤ ラウンド終了
場のカードがなくなったら次のラウンドへ。右手連続禁止がリセットされ、山札から新たに7枚公開。
得点計算
4ラウンド終了後、コレクションの得点を合計。最も高い人が勝ち。
モネは人数で得点関数が変わるのがポイント。3〜4人プレイでは独占すると指数加速、分散すると暴落する非対称設計。
| 画家 | 方式 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| モネ(2人) | 三角数 | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | 21 | 28 | 36 |
| モネ(3〜4人) | 倍々 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 |
| ゴッホ | ×3 | 3 | 6 | 9 | 12 | 15 | 18 | 21 | 24 |
| フェルメール | 偶数ペア×4 | 0 | 8 | 0 | 16 | 0 | 24 | 0 | 32 |
- 贋作:対応画家の枚数を−1(返却不可)。贋作自体はコレクション枚数(タイブレーク用「所持枚数」)にカウントする
- モナ・リザ:得点計算直前に、最も有利な色を宣言してそこに加算
勝利条件
4ラウンド終了後、3色の得点を合計し、最も高い人が勝ち。
同点の場合:所持枚数が少ない方が勝ち(効率勝ち)。
プレイ例(1ラウンド実況)
3人プレイ、ラウンド1。場に7枚並ぶ:モネ赤3/ゴッホ黄2/フェルメール青1/贋作1。
① 1回目のオークション
- 全員一斉に「せーの」で指を出す。あなた「2」(モネ2枚狙い)、相手A「3」、相手B「3」
- AとBが「3」で被り → 両者取れない。あなただけユニーク → あなたが落札
- 場から好きな2枚を取得(モネ2枚を選択)。コレクション=モネ2、抜ける
② 2回目のオークション(AとBで再宣言)
- A「2」、B「1」 → どちらもユニーク。最少のBが落札
- Bは場から1枚取得(フェルメール1枚を選択)、抜ける
- 残ったAは最後の1人 → 場の残り4枚を全取得(モネ1/ゴッホ2/贋作1)
Aは贋作を掴まされたので、対応画家(モネ赤)の得点が−1。「最後1人=場全取り」ルールが慎重さを強制する
③ 4ラウンド後の得点(例)
| プレイヤー | コレクション | 得点 |
| あなた | モネ4/ゴッホ1 | 8(モネ倍々)+3 = 11 |
| A | モネ1/ゴッホ3/贋作1 | 0(贋作で−1)+9 = 9 |
| B | フェルメール4/ゴッホ2 | 16(偶数ペア×4)+6 = 22 |
→ Bの勝利。フェルメールを偶数で揃え切る戦略が刺さった
戦略のヒント
- 「ユニーク最少」のジレンマ:大きく宣言すれば枚数は取れるけど被りやすい。小さく1なら確実だけど1枚しか取れない。卓全員の心理を読む
- モネ独占を狙う(3〜4人版):倍々得点で1枚=1点、8枚=128点。中途半端な分散が一番損。「独占しに行く」か「最初から捨てる」かの二択
- フェルメールは奇数化攻撃が刺さる:偶数ペアだけ得点、奇数なら0点。相手の最終枚数を読んで「+1で奇数化」する妨害が効く
- 贋作を避ける:「最後1人=場全取り」で意図せず贋作を背負わされる。場の枚数管理を見て、最後の1人にならないラインを意識
- 連続3回被り=場札捨てのループ破壊を意識。被り続けたら誰かが折れるか、捨て札になる前提で読む
- 2人ルールの両手:右手=取得、左手=妨害。「相手が右で取りに来そうな数」を左でブロックしに行く2次元読み合い
一番アガる瞬間
「せーの」で全員が一斉に指を出す瞬間。同卓の心理を読み切ったか、被って共倒れになるか。判定の0.5秒で全員の顔と指が交錯する。
得点計算ではモネを倍々で積んだプレイヤーが終盤で逆転する瞬間。1枚2点だったのが、6枚目で32点ジャンプ。1ラウンドの取得が勝敗を決める
③ アトリビュートアイ
あなたは美術鑑定家。
場に伏せられた絵画を画家と枚数で競り上げる。
最後に残った宣言者が、誰のどの場からでも自由にめくる。
見破った瞬間、贋作と本物の境目が一閃で開く——その眼が、あなたの仕事です。
- プレイ人数
- 2〜4人
- プレイ時間
- 10〜15分
- メカニクス
- オークション競り上げ × 対象自由めくり × 累計贋作蓄積
セットアップ
- 絵画24枚(モナ・リザは未使用、G3は24枚運用+贋作)をシャッフル
- 各プレイヤーに手札5枚を配布
- 余ったカードは裏向きで除外(誰も見ない)
- 時計回りに2枚回す(各プレイヤーが左隣に2枚渡す、単方向ドラフト)
- 場中央に人数−1枚の贋作カードをサプライとして配置(3人=2枚、4人=3枚)
ラウンド開始
各プレイヤーが手札から1枚を選んで自分の前に裏向きで横並びに配置。これが「自分の配置列」の1枚目となる。
配置は平面に横並び(積まない)。各プレイヤーの場に裏向きカードが横に並んでいく
- 最初のラウンド:任意スタートプレイヤーから時計回り
- 2ラウンド目以降:前回最後に宣言した人の次の人からスタート
手番
自分の手番でA/Bのいずれか1つを選ぶ。パスは存在しない。
A. 場に1枚伏せる
手札1枚を、自分の配置列に追加で裏向きに置く(横に伸ばす、積まない)。手札は1枚減る(ラウンド終了時に戻る)。
B. 画家名+枚数宣言(オークション開始 or 上乗せ)
形式:「画家+枚数」(例:「モネ3枚」)。宣言が出た瞬間、全員がパスするまでオークション継続。上乗せは時計回りに進む(自分→次の人→…)。
- 上乗せは枚数必ず増す(吊り上げ時、画家変えても枚数据え置き/減は不可)
- 画家は変えてよい(モネ3 → ゴッホ4 OK)
- 論理的にありえない宣言は禁止(場の絵画+贋作の現存総枚数を超える宣言不可。例:場に3枚しか出ていないのに「ゴッホ4」は不可)
全員パス → 最後に宣言した1人が解決フェーズへ
解決フェーズ(めくり)
- 最後の宣言者が、誰のどの場からでも自由に宣言枚数のカードをめくる(位置指定不要、めくる対象は宣言時に決めず、めくる時に選ぶ)
- 1枚ずつめくる。途中で1枚でも宣言画家と違うカードが出た瞬間、そこで終了(残りはめくらない、部分成功なし)
- 宣言枚数すべて一致 → 成功
報酬:成功時の手札捨て(人数ベース)
宣言者は手札を捨てる。捨てる枚数はめくった対象プレイヤーの人数(枚数ではない)。多数を巻き込むほど大きく減らせる。
| めくった対象 | 捨てる枚数 |
| 自分の場のみ | 1枚 |
| 自分+他1人 | 2枚 |
| 自分+他2人(5枚当てても3人なので) | 3枚 |
| 他1人のみ | 1枚 |
| 他2人のみ | 2枚 |
贋作清算(成功時、強制義務)
贋作カードを所持している場合、手札を捨てる前に対応枚数の贋作を場に返却する義務。捨て枚数Nに対し、贋作所持数の範囲で先に贋作返却が行われる。
| 例 | 処理 |
| 贋作0・N=3成功 | 手札3枚捨て |
| 贋作2・N=3成功 | 贋作2枚返却 + 手札1枚捨て |
| 贋作3・N=1成功 | 贋作1枚返却(手札0枚捨て)※残贋作2枚は手元に残る |
贋作所持中は手札がほぼ減らない。贋作を場に戻し切るまで通常勝利ルートに乗りにくい
失敗時:累計ミスカウント+1
- ミスカウントを+1(連続でも累計でも、ゲーム全体で蓄積)
- 累計2ミスで贋作カード1枚を場サプライから受取
- 正解時に贋作を返却してもミスカウントはリセットされない(例:1ミス → 正解(ミスカウント1継続) → ミス(累計2、贋作1枚獲得))
- ローリングオープン状態(v9の機構)は廃止
ラウンド終了・次ラウンド
ラウンドの終了条件は以下のいずれか:
- 失敗(途中で1枚外れて打ち切り)
- 宣言枚数を全てめくり切った(成功)
ラウンド終了時:
- 配置列の伏せカード(めくられなかったもの)は持ち主の手札に戻る
- めくられて成功となったカードは捨て札へ(永久に減少)
- 贋作所持はラウンド跨ぎで継続
- ミスカウントもラウンド跨ぎで累計
次ラウンドは最後に宣言した人の次の人から、再び全員1枚伏せから開始。
勝利条件(並立・先発火で即勝利)
①
強制終局:場の贋作が0枚になった瞬間
場サプライの贋作が0になった瞬間、以下で勝者判定:
- 贋作カード所持枚数が最少のプレイヤー
- 同数なら手札枚数が最少のプレイヤー
②
通常勝利:手札が1枚になった瞬間
いずれかのプレイヤーの手札が1枚になった瞬間、そのプレイヤーの勝利。
「手札1枚で勝ち」かつ「パス不可」のため、手札が少ないプレイヤーは先に攻める圧がかかる(放置すると他人に先に達成される)
設計原則(参考)
- オークション化:全員パスまで競り上げ+画家変更可で、宣言の駆け引きが「位置指定」から「画家×枚数の総合判断」へ重心移動
- 対象自由めくり:宣言時に位置指定不要、めくる時に最後の宣言者がフリー選択。最終決断者が見破り対象を選ぶディテクティブの構図
- 累計贋作蓄積:1ミスで即贋作ではなく「累計2ミスで1枚」。1回のミスで一気に追い詰められず、長期戦の累積管理ゲーム
- 贋作返却強制:正解時の手札捨ては贋作返却が優先強制。贋作が増えるほど手札を減らせず通常勝利が遠のく
- 手札1枚勝利+パス無し:手札少ない者が先に攻める圧。じわじわと逃げ切ろうとする戦略を封じる
- 論理的不能宣言禁止:場の総枚数を超える宣言は不可。荒唐無稽な吊り上げで場が壊れない
- 無理止めなし:相手の進捗を直接削る手段は存在しない(贋作を渡す = 自分が失敗した結果)
プレイ例(1ラウンド実況)
3人プレイ、ドラフト後の手札は各3枚(5枚−左隣に2枚渡す)。場中央の贋作サプライ=2枚。ミスカウント0/全員。
① 伏せ配置 〜 オークション開始
- A:自分の場に1枚伏せる(手元にはモネ1を残し、ゴッホ1を置いた)
- B(あなた):「ゴッホ2」を宣言してオークション開始。手札にゴッホ1枚あり、Aの場の伏せも「ゴッホかも」と賭ける
- C:「ゴッホ3」で上乗せ(枚数+1必須)
② 競り上げ 〜 画家変更で揺さぶる
- B:「モネ4」で画家変更+枚数増。自分はモネ2枚、Aの場とCの場にモネが隠れてる前提でハッタリ混ぜる
- C:これ以上は読めない、パス
- A:パス
- 全員パス → Bが「モネ4」を解決する権利
③ 解決のめくり
- Bは誰の場のどこからでも、自由に4枚選んでめくる(探偵の眼)
- 自分の場のモネ2枚 → 両方モネ、当たり
- Cの場の伏せ1枚 → モネ、当たり(3/4)
- Aの場の伏せ1枚 → ゴッホ。失敗。残りは見ない
失敗 → Bのミスカウント+1(累計1)。場の贋作はまだ受け取らない(累計2で1枚)。配置列の伏せカードはラウンド終了で持ち主の手札に戻る
④ もし成功してたら(仮想)
4枚全部モネだった場合、Bがめくった対象=自分・C・Aの3人 → 手札を3枚捨てる。手札3-3=0枚…ではなく、贋作所持時は捨てる前に返却義務。贋作0枚なら3枚捨てで手札0、しかし勝利条件は1枚なのでまだ勝てない。捨て枚数を調整する選択も大事
戦略のヒント
- 自分の場は確定情報、他人の場は推測:自分の伏せた画家は知ってるので、自分の場のみで宣言すれば確実。でも捨て枚数は1枚しかもらえない。多人数を巻き込むほど大きく減らせるのがコア
- 累計ミス=長期戦の重し:1ミスでは贋作受け取らないが、2ミスで1枚。正解で返却してもミスカウントはリセットされない。「ハッタリで攻め続けると後半に贋作で身動き取れなくなる」
- 画家変更で揺さぶる:「ゴッホ3 → モネ4」のように画家を変えて競り上げると、相手の手札情報が透ける(モネ持ってない人はパスせざるを得ない)
- 単方向ドラフトの情報:左隣に2枚渡したので、左隣の手札を一部知ってる。逆に右隣はあなたの手札を一部知ってる。読み合いの土台
- 手札1枚勝利を狙う踏み込み:手札5→1は4枚減らす必要。3人巻き込み成功(−3)を1回 + 自分の場成功(−1)を1回で到達。少なくとも一度は他人を巻き込む大宣言が必要
- 贋作所持の重し:成功時に手札を捨てる前に贋作返却義務がある。贋作を抱えてると、捨てたい時に捨てられない
一番アガる瞬間
競り上げで「相手は本当に持ってるのか?」を読み切る瞬間。画家変更が入った時、誰がパスして誰が乗るかで手札の影が見える。
そして最後の宣言者がめくる瞬間。1枚ずつ表になる呼吸、当たり当たり当たり…最後の1枚で違う画家が出た瞬間、宣言者は全員から「だから言わんこっちゃない」の視線を浴びる
頒布情報
- イベント
- ゲームマーケット2026春
- 日程
- 2026年5月23日(土)・24日(日)
- 会場
- 幕張メッセ
- ブース
- 両-N38
- 頒布価格
- ¥1,000
- 製造数
- 100部
- サークル名
- ヒカリマル製作所
製品仕様
- カード構成
- 32枚(ゲームカード28枚+全体説明1枚+ゲーム説明3枚)
- カードサイズ
- ポーカーサイズ
- 用紙
- コート225kg + 両面マットPP加工
- 箱
- キャラメル箱
- 印刷
- グラフィック(graphic.jp)トレカ・大
試遊について
3作品ともブースで試遊できます。1ゲームあたり10〜15分です。
- 初めての方には ① ギャラリーラッシュ から
- じっくり考えたい方には ② フィンガーオークション
- 心理戦が好きな方には ③ アトリビュートアイ
開発の歩み
2026/3
3ゲーム同時設計開始(28枚共通コンポーネント方針確定)
済
2026/4
テストプレイ集中・ルール詰め・命名確定
済
2026/5/5
ギャラリーラッシュ最終版確定
済
2026/5/7
アトリビュートアイ v10 確定
済
2026/5/11
入稿完了
済
2026/5/23-24
ゲームマーケット2026春 出展(両-N38)
本番
公式サイト掲載用テキスト
ゲームマーケット出展者ページや SNS にそのまま貼れる紹介文の素案です。
▌キャッチコピー(短)
28枚で、3つのカードゲームを遊ぶ。
▌1行紹介(X / プロフィール用)
トリプティック|共通28枚で全く違う3つのゲーム(プッシュユアラック/オークション/ブラフ)が遊べるカードゲーム集。2〜4人/各10〜15分/¥1,000/ゲームマーケット2026春 両-N38
▌作品概要(公式出展者ページ用・中)
『トリプティック』は、共通の28枚(絵画24枚+贋作3枚+モナ・リザ1枚)で3つの異なるカードゲームが遊べるマルチゲームセットです。
①ギャラリーラッシュ — 山札から絵画をめくり続け、欲張りすぎる前に手を止める。プッシュ・ユア・ラック型の即時勝利ゲーム。
②フィンガーオークション — 場の絵画に同時に指を出して落札。被らなかった最少宣言が勝つセットコレクション。3色それぞれ違う得点関数が悩ましい。
③アトリビュートアイ — 場に伏せた絵画を画家+枚数で競り上げ、最後に残った宣言者が誰の場からでもめくって真贋を見破る。累計贋作の心理戦。
3作品ともめくり・指出し・見破りの「一瞬」に視線が集まる構造で、各10〜15分で何度でも遊べます。
【プレイ人数】2〜4人 【プレイ時間】各10〜15分 【価格】¥1,000 【製作】ヒカリマル製作所
▌ブース告知(X宣伝用)
ゲムマ2026春 両-N38 で頒布します🎲
『トリプティック』
28枚で3つのゲームが遊べるカードゲーム集
①ギャラリーラッシュ(プッシュユアラック)
②フィンガーオークション(同時宣言)
③アトリビュートアイ(オークション×ブラフ)
2〜4人 / 各10-15分 / ¥1,000 / 100部
試遊歓迎です